下顎臼歯部少数歯欠損インプラント症例解説
下顎臼歯部少数歯欠損におけるインプラント治療の注意点や特徴をDr.新谷悟が解説します。
診断時において
- 歯があったときの中心(根分岐部)ではなく、やや近心根寄りに入れると理想的な位置に来ることが多いので、十分にシミュレーションすること
- 頬側の骨と舌側の骨の高さが異なる症例が多いが、すぐGBRなどの骨造成で対応しようと考えるのではなく骨レベルの低い頬側の骨が十分にある位置まで深く埋入したほうが予知性は高い
- 可動粘膜が入り込む形で歯槽堤の固有粘膜に入り込んでくる場合があるので、切開の必要性も診断しておく(患者さんに伝えておく)
- 多くの場合に第2大臼歯が必要かどうかを見極める。などに、注意する
手術時において
- 予後につながる可動歯肉の状態と、インプラント周囲の固有歯肉の幅の確保を考え必要であれば切開、粘膜骨膜弁を作成する
- 開口量に気を使い、サイドエントリーなども踏まえて患者さんの負担にならないようにする
- 頬側の骨レベルを見誤らないように術中インプラント埋入後、インプラント周囲の骨レベルを短針などで十分に確認する
こういった点を留意したい。
目次
- 下顎臼歯部少数歯欠損インプラント症例
- 他の下顎臼歯部少数歯欠損インプラント症例を見てみる
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- 下顎臼歯部少数歯欠損
- 部分入れ歯からインプラント症例ケース10(2017.12.12 - Data up)
- 左側下顎第2小臼歯と第1大臼歯(前から5番目と6番目の歯)症例ケース09(2017.12.12 - Data up)
- 左側下顎第1大臼歯(前から6番目の歯)症例ケース08(2017.12.07 - Data up)
- 右側下顎第1大臼歯と左側下顎第1大臼歯部(前から6番目の歯)症例ケース07(2017.12.06 - Data up)
- 右側下顎第1大臼歯(前から6番目の歯)症例ケース06(2017.11.28 - Data up)
- 右側下顎第2小臼歯(前から5番目の歯)症例ケース05(2017.11.24 - Data up)
- 右側下顎第2大臼歯(前から5番目の歯)症例ケース04(2017.11.17 - Data up)
- ※外部サイトの新谷悟の歯科口腔外科塾の項目部分に移動します
症例ケース03 (2017.11.10 - Data up)
右側下顎第1大臼歯、根尖性歯周病により保存不可と診断、抜歯後2か月での待機埋入症例
(30歳代 女性)
(30歳代 女性)
症例ケース02 (2017.10.23 - Data up)
右側下顎第1,2大臼歯の根尖性歯周炎、辺縁性歯周病による歯の温存不可能症例
(60歳代 女性)
(60歳代 女性)
症例ケース01 (2017.10.12 - Data up)
右側第2大臼歯欠損となり、歯ぐきを切らない無切開フラップレス術式にてインプラント治療を行った症例
(50歳代 女性)
(50歳代 女性)
骨造成を伴う症例
抜歯即時症例
少数歯欠損症例
多数歯欠損症例
無歯顎症例
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